佐世保・西唐津 (JR九州・松浦鉄道)
地元の九州では、旅行の際も車移動になってしまうことが多く、実はあまり鉄道の乗りつぶしをできていない地域の一つである。ということで、正月の空き時間を利用して乗りつぶしてきた。今回は、新幹線開業で運行携帯の変更が予想される長崎方面を中心に乗りつぶし。
サマリ
- 乗車区間
- 目的
- 旅程
- 2016/1/2(土) 10:30頃〜19:30頃
1. 特急みどり
乗車区間: 二日市〜(鹿児島本線)〜鳥栖〜(長崎本線)〜肥前山口〜(佐世保線)〜佐世保
- 鹿児島本線にてハウステンボス号と特急みどりを見たことは何度もあったけど、乗ったのは実は初。
- 本当は指定席にしたかった*1が、正月ということもあって満席。やむなく自由席へ。
- 日豊本線のトラブルが響き少し電車が遅れていたため、各駅停車は10分遅れだったが、特急は遅れなしのダイヤだった。二日市駅では本来先に出るはずの各駅停車を待たせて特急を優先していた。JR九州らしい。
- 乗車前、ハウステンボス号と連結している旨のアナウンスはあったものの、どっちが前よりでどっちが後ろよりかのアナウンスがなかった。更に、ホームにも案内表示が見つからなかった。答えは、博多よりがみどり、鹿児島よりがハウステンボスでした。親切なアナウンスが欲しいところ。
- 早岐でハウステンボス号と切り離し後、スイッチバックして佐世保へ向かう。このスイッチバックのことを事前に知っていれば、乗車時に博多よりがみどりであることが分かったのに、とも思いました。
- スイッチバックの際、ボックスタイプの車両では、車掌さんがシートの反転を促す場合が多いのだが、今回は「進行方向が変わりますのでご承知おきください」くらいのアナウンスであった。区間が短いためだろうか。
佐世保駅
- 駅前はかなり栄えていて、ショッピングモールもあった。また、この広告のベストポジションには特急みどりの2枚きっぷ4枚きっぷの広告があった。
- 佐世保といえば佐世保バーガー。佐世保バーガーは基本的に注文してからつくるので、時間がかかる。私の場合は30分かかると言われて諦めた。乗り継ぎ時間がない方は注意が必要かも。
- 写真を撮るのを忘れたが、地方都市おきまりの「新幹線誘致看板」もあった。しかしここは佐世保。九州新幹線長崎ルートがフリーゲージトレイン部分も合わせ全線開通した場合、特急みどりは武雄温泉発、佐世保・ハウステンボス行になるのだろうか?
2. 松浦鉄道
- 2時間程度の乗車にもかかわらず、お手洗いのない車両だった。途中、我慢できないけどどうしたらいいかと尋ねたおばあさんが居たが、単線入れ替えのための待ち時間中にホームにあるお手洗いに案内されていた。
- 佐世保駅周辺の案内板、松浦鉄道の案内板、さらには地元の小学校の生徒が書いたと思われる松浦鉄道のイラストまで、松浦鉄道のことを何の注釈もなく「MR」と表記していたものがほとんどであったのが気になった。そんな略し方を知らなかったので、「JR・MRのりば」と書かれていた案内板を見て、なんだこれはと理解に時間を要した。
- JR直通列車はMRの駅ではなくJRの駅に停車するのが原則らしい。
- 上記の通り松浦鉄道とJRは一部列車で直通運転を実施しているが、JRホームとJRの改札外の松浦鉄道ホームのどちらからも当該列車が発車する。どちらを使うかは行き先や車両で決まるのではなく、列車ごとに決まる。
- 写真中、奥に車両が停車している場所がJRホーム、手前の車止めの前が松浦鉄道のホームである。
佐世保駅は1島2面のホームで、1番、2番のりばと案内されていた。のりば番号は、3セク鉄道の場合JRとの通し番号を振ることが多いイメージがあるが、佐世保駅ではJRの方も1番、2番、3番…と別々の番号体型になっていた。松浦鉄道は、前述のとおり、松浦鉄道の2番のりばから発車したりJRの2番のりばから発車したりするので、旅客案内が大変そうだ。のりば番号を通し番号に変更したらいいのに。
- 乗車前、券売機で切符を購入したが、「車内でも買えるので発車間際ならここで買うな」という旨のテプラが貼り付けてあった。
- 1日乗車券(2000円)があるのを知らず、切符(2080円)を買ってしまった。悔しい。なお、1日乗車券は、地方のバスの乗車券でよく見るタイプの、利用する当日の年月日を自分で削っておくタイプのスクラッチカード式であった。
伊万里駅
- 松浦鉄道とJRは線路がつながっておらず、駅も道路を挟んで別々だった。そのため、旅客はこの歩道橋を利用して渡ることができるようだ。
- 線路はつながっていないうえに他社の駅だが、駅名標には隣の駅として松浦鉄道の駅名が書いてあった。
- 全体的に駅構造がわかりづらいうえ、案内板もあまりなかった。さらに、駅舎はなぜかすべての電気が消えており、営業していないのかと思った。
- JR側は業務委託駅っぽいオーラを出していた(調べたらやっぱり業務委託駅だった)。
3. JR筑肥線〜唐津線
乗車区間: 伊万里〜(筑肥線)〜山本〜(唐津線)〜西唐津*2
- 筑肥線は肥前久保の次が山本だが、間に並行して走る唐津線の本牟田部駅があった。この区間はそれぞれ単線の筑肥線と唐津線が並列して走る単線並列区間らしい。更に本牟田部駅は唐津線のみの駅。私の乗っていた筑肥線は単線並列区間の右側を走っていたので、通常左側通行の複線区間と逆となり、不思議な感じだった。
4. JR筑肥線〜福岡市営地下鉄
乗車区間: 西唐津〜(唐津線)〜唐津〜(筑肥線)〜姪浜〜(市営地下鉄空港線)〜天神
- 西唐津駅で一度改札を出たが、特に何もなかったので即電車に乗った。
- 新型車両の305系に乗れたのでよかった。しかし、新型車両といえど、JR九州は本当にシートの質が微妙。ただの木の板に座らされてる感じやん…。
- スマートドア(…)による半自動ドアは筑前前原までの運用で、そこからは車掌さんによる一斉開閉だった。
おわりに
久々に新しい電車に乗れたので良かった。目的も達成できた。ただ、前日夜更かしのしすぎで大半爆睡してた気がする。