山陰旅行 (2 of 3) - スーパーまつかぜ、境線、一畑電車
山陰方面の旅行2日目。今回の旅行中唯一の観光メインの日だったため、出雲大社への参拝を旅の中心にしつつも、前から乗ってみたかった一畑電車の完乗も目指しました。 なお、当初は松江までスーパーまつかぜに乗車予定でしたが、朝のダイヤは米子止まりだということがわかり大幅にプラン変更。即席プランにもかかわらず、盲腸線乗りつぶし効率化も無料足湯も達成でき、なかなか満足度の高い内容となりました。
サマリ
- 乗車区間
- 目的
- 旅程
1. 山陰本線
乗車区間:JR西日本 鳥取〜(山陰本線・スーパーまつかぜ)〜米子
- ご当地ゆるキャラでラッピングしておけばなんとかなるだろ感の伝わってくる車両。それだけでは客は呼べないとそろそろ気づいて欲しい。
- 外観は一見通勤型車両のようにも見えますが、車内はきちんとJR西日本感のある特急列車仕様でした。
米子駅
- ゲゲゲの鬼太郎の看板やモニュメントなどがそこら中に設置されています。相当プッシュしてますね。
- これから0番線の境線に乗車します。1番線、山陰本線のスーパーまつかぜは乗車してきた車両の折り返しだと思われます。
- 境線は日本語表記なのに山陰本線は英語表記になってますね。言語が同時に切り変わらないタイプの電光掲示板は珍しいのではないでしょうか。
2. 境線
乗車区間:米子〜(境線)〜境港
- 車内はしつこいほどのゲゲゲの鬼太郎仕様。天井、壁面、シートに至るまで目玉おやじが描かれていました。特にシートまでこだわるのは珍しいですね。
- 車内放送の声は全て鬼太郎のキャラクターが担当。さらに各駅には妖怪の名前が愛称として割り当てられているのですが、その愛称も都度読み上げてくれます。
- 乗客は地元客4割、観光客6割という感じでしょうか。かなり混んでいました。なお、観光客は途中空港最寄駅で下車した数名を除けば、みな境港駅まで乗車していたようでした。
3. 盲腸線乗りつぶし効率化
移動ポイント: JR境線 境港駅 〜 一畑電車北松江線 松江しんじ湖温泉駅
参照: 一畑バス株式会社:松江境港シャトルバス (外部リンク)
- 境港駅から松江駅及び一畑電車松江しんじ湖温泉駅へ向かうバスが運行されています。本数は少ないため利便性が高いとは言えませんが、境線の電車の到着時間に合わせているようで、タイミングさえ合えばとても便利です(遅延時の連絡があるかどうかは不明です)。
- 運賃は1,000円(現金後払い)、所要時間は約50分。
- 途中、「ベタ踏み坂」という大変急な坂があります。どこかの作画崩壊アニメのような坂を目の当たりにできます。
- 私が乗車した時は客が私のみでした。そのため運転手さんにも気を遣っていただき、下車駅をしんじ湖温泉と伝えるとノンストップで向かってもらえましたw タクシー気分です。
一畑電車 松江しんじ湖温泉駅
- ガラス張りの新しい駅舎。最近はガラス張りが流行りなのでしょうか、よく見かける気がします。
- 駅前は平日日中帯にしては人通りがあり、栄えている印象を受けました。
- 駅の目の前(徒歩0分)に無料足湯が設置されています。タオル等は駅売店でも販売中。
- 非常にコンパクトで、かなりあったかくて気持ちよい足湯でしたです。特に、外に設置された足湯はぬるくなってしまってることが多いのですが、ここはむしろ熱いくらいでした。
- 隣の駅は旧「ルイス・C.ティファニー庭園美術館前」。
4. 一畑電車 北松江線・大社線(ゆき)
乗車区間:松江しんじ湖温泉〜(一畑電車北松江線)〜川跡〜(一畑電車大社線)〜出雲大社
- 出雲大社へ行くためには途中の川跡駅にて大社線への乗り換えが必要なのだが、その旨のアナウンスが執拗なまでに行われます。都度「あと○駅でお乗り換えです」というアナウンスで、さすがにやりすぎ感。
- 川跡駅での乗り換え時は係員の方が電車まで案内してくれた。一畑電車は車両の色がバラエティに富んでいることもあってか、「○色の電車に乗り換えです」という案内が行われていた。
- 今回私が乗車した電車には、「電車アテンダント」と呼ばれるコーポレートカラーのオレンジ色の制服を着た女性が乗車していた。沿線風景の案内やグッズ販売を行っている。なお、アナウンス以外の車掌業務は実施しておらず、車掌業務は運転士が実施していた(ワンマン運転)。
- 途中の一畑口でスイッチバックした。平坦で特に段差もないこの一畑口でスイッチバックするのは、昔この先に一畑駅があり、北松江線は一畑駅で運行が分断されていた頃の名残だそう。一畑駅〜一畑口駅間は戦中の不要不急路線として廃止され、その後復活していない。その旨の車内アナウンスもあった。
- 映画Railwaysに登場している旨をアピールするものが多量に設置されていた。
出雲大社駅
- 先ほど松江しんじ湖温泉で見た券売機と違う機種です。松江しんじ湖温泉でも2台2機種が設置されていたので、旅行中に見た4台が全て違う機種です。何故なのでしょうか。これも貰いものなのかな?
- すごくどうでも良いけどこの手前の券売機は私の中では「松屋タイプ」と呼んでいます。
- 出雲大社の鳥居まで、駅から徒歩5分程度でしょうか。とても近かったです。
5. 一畑電車 北松江線・大社線(かえり)
乗車区間:出雲大社〜(一畑電車大社線)〜川跡〜(一畑電車北松江線)〜電鉄出雲市
- 島式ホームの両側に何故か1番線と4番線が………。さらに、2番線と3番線は別の島に設置されていました。なぜ番線が連続していないのかは後日調査してもわかりませんでした。推測として、4番線は普段使われていないため、1、2、3番線と区別してるのでは、という意見が多かったです。
- 出雲大社〜川跡は行きと同じ2100系ですが、川跡〜電鉄出雲は5000系であったためこちらだけ撮影。内装を見るとわかるとおり、完全な観光列車でした。特急料金不要なのが申し訳なくなる感じの車両。
- 昔ながらのやり方で、改札時に鋏を入れてくれるタイプ。乗車駅によって鋏の形が違う。また、前述した通り、券売機が違うので発行される切符も違う。
おわりに
とても満足度の高い旅であったためか、非常に長文になってしまいました。とはいえ、一般には非常に難しいはずの乗りつぶしと観光の両立が出来たので満足です。反省点としては、いつものこですならもう少し写真をたくさん撮りたいというところでしょうか。 次はいよいよサンライズ出雲です。
連載
- 山陰旅行(1/3) - スーパーはくと、福知山線、加古川線
- 山陰旅行(2/3) - スーパーまつかぜ、境線、一畑電車 ← この記事
- 山陰旅行(3/3) - サンライズ出雲