遠州鉄道・天竜浜名湖鉄道
浜松方面で用事があったので、空き時間で私鉄乗りつぶしをしてきました。乗車したのはどちらも初乗車の遠鉄・天竜浜名湖鉄道です。特に遠鉄は個性のある鉄道会社だなあと思いました。
サマリ
- 乗車区間
- 目的
- 旅程
1. 遠州鉄道
- JR浜松駅から少し歩きます。途中、案内表示がなく、迷いそうになります。初めての方は移動所要時間を長めにみておいた方が良いと思います。
- JRと遠鉄間の数少ない案内表示です。
- 途中、案内表示に従っていったら、へんなデパート(遠鉄百貨店)に着きました。そういう客引きの戦法かと思いました。ちょっぴり不親切です。
- ICカードはナイスパスというそうです。わたしが乗車した時間帯にはこのナイスパス利用者が多かったように見えました。
- 天竜浜名湖鉄道との連絡きっぷが販売されているものだと思い込んでいましたが、販売されていません。昔は乗り入れもあったそうですが、今は全くないです。まだ残っている2社の連携は、後述する西鹿島駅の共用くらいなのでしょうか。
- 駅中、しかも券売機にタクシーの広告を出しているのは初めて見た気がします。しかし、最寄駅に待機してもらうのはとても合理的だと思います。
- ナイスパス用の改札が見えます。
- 少し見えにくいですが、LEDの旅客案内板も見えます。ポイントは、行き先が表示されておらず、時刻だけの表示となっているところです。途中駅止まりの列車の時だけ表示するのでしょうか。
- 2面2線の相対式ホームです。ただ、私が乗車したのは1番線でしたが、2番線への行き方は分かりませんでした(この改札からはいけないのかも)。後で調べたところ、2番線は滅多に使われないホームだそうです。
- 時刻表の隣に広告専用のディスプレイが設置され、常になんらかの映像が流れていました。決して観光客の多い路線ではなく、生活路線だという認識なので、強い違和感を覚えました。
- 時刻表はあるのですが、次の電車の時刻などを知らせる旅客案内板は一切見当たらず。広告を流すより先にやることがあるでしょ…と思いました。
- 写真にもある通り、日中は典型的なパターンダイヤです。昼間に運行本数を減らさないところは、遠鉄の努力しているポイントなのでしょうか。
- 01や02と書かれているのは駅ナンバリング。フォントも同じだし、丸囲いもないし、これだけではなんの数字なのか全くわかりません。他にも様々なところに駅番号が書かれていますが、これが駅番号だと認識できる人は少ないのでは。
- 駅名標はどの駅もこのタイプ(青背景)のようでした。
- こちらの車両には、今回は乗車しませんでしたが、対向ホームの2番線に停車していたため撮影しました。遠州鉄道は地元では「赤電」と呼ばれ、赤色のイメージがあるそうです。実際にそう呼んでいる方を見かけました。
- 後で調べたところ、2番線にはほぼ常時、このように車両が留置されているそうです。
- 今回はこちらの赤くない電車に乗りました。
- 外装は新しめですが、中はそこまで新しい車両という感じではありませんでした。
- ドア上LED電光掲示板に中日新聞ニュースが。地方の鉄道会社で、車内(しかも液晶でなくこのタイプのLED掲示板)にニュースを出しているところを初めて見たので撮影しました。LEDにニュースを流したくなるのは、東海道新幹線の影響でしょうか。
- 新浜松駅の改札で鋏を入れてもらいました。ここまで輸送密度の高そうな鉄道で鋏を入れるのには驚きました。
2. 天竜浜名湖鉄道
- 西鹿島駅は遠州鉄道と天竜浜名湖鉄道の乗り換え駅です。駅舎どころか改札もほぼ兼用されています。
- 遠州鉄道と天竜浜名湖鉄道では列車の運行密度がだいぶ違います。天竜浜名湖鉄道の方が密度が低いため、遠州鉄道でやってきた私は、改札前の待合所で待つ必要がありました。
- 遠州鉄道が運営していて、遠州鉄道側は駅員を配置しています。しかし、天竜浜名湖鉄道的には無人駅(業務委託駅でもなさそう?)です。もっとも、遠州鉄道の駅員さんも、天竜浜名湖鉄道に関することを聞かれても普通に答えていたみたいですが。
- 無人駅のため、天竜浜名湖鉄道は車内改札ですが、遠州鉄道は駅で改札が行われます。このずれにより、共通の改札なのに、素通りしてよい人と、ここで改札してもらわないといけない人が出てしまいます。絶対統一した方が良いと思います。
- 少し変わった駅構造で、遠州鉄道2面2線+天竜浜名湖鉄道1面1線ホームとなっています。実際には天竜浜名湖鉄道のプラットホームの島には遠州鉄道の線路も面していますが、プラットホーム上の壁により分断されています。前述の通り、プラットホーム同士は地下道で繋がっており、遠州鉄道側のホームに唯一の出入口が設置されています。写真はその地下道への入り口です。
- フォントが変わっています。嫌いではないですが、駅名標感のないフォントですね。
- デザインはちょっと適当…。
- 車両を見て、JRかと思いました。まあ、国鉄からの転換路線ですし、仕方ないのかもしれませんが。
- 突然の国鉄……。
- やたら縦長の駅舎でした。屋根が鋭角に尖っていてオシャレです。でも、写真を撮るのは苦労しました。
おわりに
今回の乗りつぶしとは関係がありませんが、初めての経験だったので紹介です。JR掛川駅は、天竜浜名湖鉄道から乗り換える場合、小さな裏口にあたる改札口を利用することとなります。そのため、直接新幹線改札へは入れず、在来線の改札を通る形になります。しかし、私はEX-ICカードによる乗車であったため、そのままでは入場できません。そこで、改札に申し出て、写真のような通過票を受け取り、新幹線乗り換え改札で受け渡す方式で入場しました。
さて、おまけはこの辺にして、この記事のまとめです。今回は、以前より全く乗りつぶしできてなかった中部地方の私鉄を攻めたい、との思いで、遠鉄の乗りつぶし(完乗)を行いました。夜だったので景色が見えなかったのが残念ではありますが、無事乗りつぶしができました。天竜浜名湖鉄道については、まだ新所原〜西鹿島間の乗りつぶしが出来ていませんので、今後挑戦したいと思います。