京成スカイライナー
成田空港を利用する際はNEXに乗車して移動することの方が多かったのですが、今回は初めて京成スカイライナーを利用してみることにしました。私の家の最寄り駅からは乗り継ぎが若干不便なのですが、本数も多く速達性も高い点、乗り心地も大変良かった点など大満足でした。今後も利用を検討したいと感じました。
サマリ
- 乗車区間
- 目的
- 旅程
- ゆき: 2016/12/5 12:25〜13:03
- かえり: 2016/12/11 17:18〜17:58
- 日暮里までは山手線等で移動
京成スカイライナー
乗車区間:日暮里〜(京成スカイライナー)〜成田空港
- 京成スカイライナーは、上野・日暮里から成田空港までを直接結ぶ路線である、京成成田空港線(旅客案内上は成田スカイアクセス線)を走ります。現在、国内在来線としては最速である、時速160km/hにて営業運転を行っています。しかし、設備上は更なるスピードアップも可能という話もあります。
- 始発駅である京成上野駅はJR上野駅からかなり離れており、徒歩による乗り換えは現実的ではありません。そのため、JRとの乗り換えは日暮里駅が推奨されています。京成スカイライナー車内でもその旨のアナウンスがありました。
- 京成電鉄では、成田空港へのアクセス線として、羽田空港方面まで乗り入れるアクセス特急や、京成本線経由で運行されている快速特急など、いくつかの路線があります。もちろん、範囲を他社まで広げれば、JR東日本の成田エクスプレス(NEX)もあります。しかしながら、スカイライナーは東京都心部から最速で成田空港へアクセスできますので、とても便利です。
- 券売機上部には、次に発車するスカイライナーの残席数が表示される7セグが設置されていました。表示される残席数はリアルタイムに更新されているのでしょうか。
- 写真のようにライナー券は券売機でも販売されていますが、窓口で購入している人が非常に多いように見えました。窓口は常に行列ができていました。
- 日暮里駅は、スカイライナーとその他の列車で、自動改札自体は共通なものの乗車ホームは完全に分離されています。スカイライナー専用のホームへ行く際には、写真のような有人改札(?)を再度通過する必要があります。
- 旅客案内上、スカイライナー以外の電車は「一般電車」として案内されていました。確かにそうですけど、もう少し別の呼び方はなかったのか…と思ってしまいます。
- AE形(2代目)は高級感のある立派な車両です。
- 上記の写真はかえりの車両を撮影したものです。この車両には、利用者2000万人を記念するヘッドマークがプリントされていました。
- 車内は高級感がありました。車体やシートなどの設備はNEXと大差ないように思いました。
- また、写真には撮っていませんが、デッキには大きな荷物を置くためのスペースも設置されています。
- 成田空港へのアクセス線ということもあって、車内の旅客案内や車内放送は多国語対応となっていました。実際、乗客も様々な国の方がいらっしゃった印象です。
- 前述の通り、日暮里駅は他の列車とホームが分けられているため、駅名標下の旅客案内も全てスカイライナー利用者特化の案内となっていました。
- この案内板に限ったことではありませんが、スカイライナーはよく「北総線経由」として案内されます。これは、京成本線経由の京成特急と区別するためかと思いますが、正確には北総線に乗り入れている訳ではなく、京成が第2種鉄道事業者な訳ですから、厳密にはちょっと違う気もします。まあ、分かりやすさ重視でしょうか。
- また、そもそもスカイライナーは、成田空港を出ると日暮里までノンストップです。そのため、旅客にとっては、経由線はあまり関係無い気もします。若干不思議な案内ですね(このあたりは以下に示すWikipediaの「京成成田空港線」の項目が非常によくまとまっています)。
全線にわたって京成電鉄が第二種鉄道事業者であり、北総鉄道・千葉ニュータウン鉄道・成田高速鉄道アクセス・成田空港高速鉄道の4社から線路および駅等の施設を借りて旅客運送を行う「上下分離方式」を採用している。 引用元: 京成成田空港線 - Wikipedia
- スカイライナーは乗車券以外にライナー料金がかかり、ライナー券を購入する必要があります。速達性を加味すれば、NEXに比べかなりリーズナブルでコストパフォーマンスが高い印象です。
- なお、スカイライナーは全席指定席です。NEXは座席未指定券制度があり、この制度になじみのない日本人には若干分かりずらいのですが、その点スカイライナーは気楽に乗車できます。